2025/09/14 22:05



「自宅でヘナ染めするなら知っておきたいこと|現役美容師が教える失敗しないコツ」



最近「ヘナを自宅でやってみたいんですけど、やり方って難しいですか?」という相談をよくいただきます。

結論から言うと、コツさえ押さえれば、自宅ヘナでもしっかり染まります◎
でも、自己流でやると「ムラになった」「思ったよりオレンジすぎた」なんて声もよく聞きます。

今回は、サロンワークの中で実際にお客様にもご提案している「自宅ヘナ染めのやり方」と「失敗しないポイント」を、美容師目線でわかりやすくお伝えしていきます!


ヘナってどんなもの?

まず、ヘナはインド原産の植物で、葉を粉末にした天然の染料です。
市販のカラー剤と違って、化学成分を使わず髪や頭皮にやさしいのが特徴。

特にこんな方におすすめです👇

  • 白髪染めで頭皮がヒリヒリしたことがある

  • 髪のダメージが気になっている

  • 自然な色味で染めたい

逆に、「黒髪を明るくしたい」「しっかり色をコントロールしたい」という方には、通常のカラー剤の方が向いています。


自宅でヘナ染めをする時に準備するもの

必要なアイテムは以下の通りです👇

必須アイテム

  • ヘナパウダー(100g前後/髪の長さにより調整)

  • ボウル+スプーン

  • お湯(40〜50℃)

  • 手袋

  • ラップ or シャワーキャップ

  • タオル(汚れてもいいもの)

あると便利なもの

  • ケープ or 古いTシャツ

  • ヘアクリップ

  • ハケ(塗布に慣れてない方におすすめ)

  • 保温キャップ(色の入りが良くなります)


美容師がすすめる、正しいヘナのやり方

① ヘナを溶く

ヘナパウダーをボウルに入れ、60℃くらいのお湯でペースト状にします。
ヨーグルトくらいのかたさが理想です。

👉 ポイント:ダマにならないよう、よく混ぜること!


② 髪に塗布

乾いた髪でも濡れた髪でもOKですが、初心者は乾いた髪の方が塗りやすいかもしれません。
根元の白髪をしっかりカバーするように、ハケか手でたっぷり塗っていきます。

👉 ポイント:ムラなく塗るには「少しずつ、確実に」!

③ラップして保温

塗り終わったらラップを巻き、さらにタオルで包んで保温します。
時間は1時間〜2時間がおすすめ。

👉 保温することで、発色が安定しやすくなります◎

④ お湯で流す

シャンプーはもみ込む程度で◯



仕上がりのイメージ

染めた直後は、特に白髪の部分がオレンジに発色します。
これはヘナの特性で、2〜3日かけて徐々に酸化し、自然なブラウンに落ち着いていきます。

もしオレンジ感が気になる場合は、「インディゴ」との二度染めがおすすめ。


美容師が教える「自宅ヘナで失敗しないための3つのコツ」

  1. とにかく“たっぷり”塗ること!
     薄く塗るとムラになります。多いかな?くらいがベスト。

  2. 時間をケチらない!
     最低でも1時間、できれば2時間しっかり置きましょう。



まとめ

ヘナ染めは、やり方さえ覚えてしまえば自宅でも十分キレイに染まります
天然素材なので、髪と頭皮に優しく、続けるほどに髪質が整っていくのも魅力。

ただし、発色や染まり方には個人差があるため、最初は「気軽に試す」くらいの気持ちでOK。
何度かトライして、自分に合うやり方を見つけていくのがいちばんです。

気になる方は、まずは一度、週末のおうち時間にチャレンジしてみてくださいね☺️